バイオマスとは

生物資源(bio)の量(mass)をあらわす概念をいいます。一般的には再生可能な、生物由来の有機性資源のことを言い、化石資源を除いたものが、バイオマスと呼ばれています。

バイオマスの種類

バイオマスの種類はたくさんあり、大きくわければ、廃棄物系のもの、未利用のもの及び資源作物(エネルギーやバイオマス製品の製造を目的に栽培される植物)とがあります。

廃棄物系のものには、家庭やオフィスなどから廃棄される紙・家畜の排せつ物・食品廃棄物・建設発生木材・製材工場残材・黒液(パルプ工場廃液)・下水汚泥・し尿汚泥 など、たくさんのものがこれに含まれます。また、未利用資源には、稲わら・麦わら・もみ殻・山林に放置された残材(間伐材や、被害にあって枯れた材木)などがあります。また、資源作物には、さとうきびやトウモロコシなどの糖質系作物やナタネ、ゴマなどの油糧作物が含まれます。

バイオマスマークとは

バイオマスを使った商品に、バイオマスマークが付けられます。 社団法人日本有機資源協会(JORA http://www.jora.jp/)では、メーカーなどからの申請を受けて、バイオマスマークにふさわしい商品を認定しています。

※バイオマスマークは(社)日本有機資源協会の登録商標です。

地球温暖化防止に役立つカーボンニュートラル(ゼロ・エミッション)の考え方

地球温暖化防止、循環型社会の構築に貢献する新たな資源としてバイオマスが注目されています。バイオマスの分類にはさまざまな有機物質が含まれており、燃焼によって化石燃料と同様に二酸化炭素を発生します。しかし、植物については、成長過程ですでに、光合成により大気中の炭酸ガスを体内に取り入れており、その炭酸ガスを放出することになります。ですから、ライフサイクルで見ると大気中の二酸化炭素を増加させることにはならないと考えられています。このように、地球上の二酸化炭素の増減に影響を与えないことをカーボンニュートラルと呼びます。カーボンとは炭素のことです。

国内でのバイオマス化は0.1%未満

化石資源由来のプラスチックに比べ、植物由来のバイオマス(生分解性)プラスチック使用の割合は、まだ0.1%にも満たない状態です。地球環境にやさしく、温暖化を防止できるバイオマス製品の普及は価格や強度等の理由によりなかなか進まず、今後の課題となっています。